「簿記」は、就職時に有利な資格や、幅広く活用できる資格としてよく耳にしますが、どういった資格かご存じですか？
簿記とは、「お金など財産に関するやりとりを帳簿に記録すること」のことです。家計簿に収入や支出をつけることと同じようにイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
しかし、自分たちで家計簿をつけるのとは違い、企業や会社ではだれが見てもわかるように記録する必要があります。そのためには、当然簿記の知識や技術が求まられます。
認知度も高い資格であるため、資格取得を考えている方も多いのではないでしょうか。
そんな簿記検定ですが、実は日商簿記、全経簿記、全商簿記の３種類あるということをご存じでしょうか。
今回は、簿記検定の種類の中でもっともよく知られている「日商簿記」の中で、一番初めに受ける級として一般的な３級について解説します。
日商簿記とは
日商簿記とは、日本商工会議所と各地商の工会議所が主催している検定試験です。簿記検定の中では最も知名度が高く、就職に有利とされています。
階級は、上から１級、２級、３級、簿記初級、原価計算初級の５段階となっています。３級は、ちょうど中間の難易度といえますね。
では、日商簿記３級の難易度は具体的にどれくらいなのでしょうか。以下で詳しく説明します。
日商簿記３級の難易度
日商簿記３級は、いわゆる“入門レベル”です。
そのため、予備校に通ったり通信教育の受講をしたりせず、独学で合格を目指すことも可能です。
試験の合格率は、おおよそ５０％です。
日商簿記３級の試験とは
日商簿記の試験概要について説明します
