初めての出産の方も、すでに出産を経験されている方も、出産予定日が近づくにつれて
「出産のときって、何を用意すればいいんだっけ?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。
今回は、自身の出産体験をもとに「出産準備」についてまとめました。
実際に、産院から指定されている持ち物リスト等ある方は、そのリストと併せてご覧ください。
産院への入院のタイミング
まず、入院の時期について説明します。
入院のタイミングは、出産する産院によっても基準が異なることがありますが、初産婦と経産婦で少し違うアナウンスをされることが多いです。
以下、実際に私が受けた説明をもとに解説します。
陣痛
【初産婦】
10分間隔の規則的なお腹の張りとともに、眉間にしわが寄るような痛みが毎回ある
【経産婦】
10~15分間隔で規則的な痛みを伴うお腹の張りがある(痛みの強さは関係なし)
※お腹の張りは、子宮の上部を手で触り、硬さをみてください。
破水
赤ちゃんを包んでいる膜が破れ、お水が流れます。
自分の意志では止まりません。量はごく少量から多量まで様々です。
破水と感じたらお風呂やシャワーには入らずに産院へ連絡してください。破水後に入浴をすると、胎児が細菌感染してしまう危険性があります。
その他
・お腹が30分以上張りっぱなし(硬い状態が持続する)
・生理の多い時より多い出血の持続
・胎動を感じない
・発熱(38℃以上)
など
おしるし
子宮の準備が始まると、一時的または持続的に血の混ざったおりものが出ます。
分娩が少しずつ進んでいるしるしです。
生理の一番多い多い時よりも多い出血でない限り、心の準備・お荷物の準備をしながら自宅で様子を見てください。
持ち物
・入院時に持参するもの(出産バッグ)
・分娩後持参するもの(入院バッグ)
に分けて説明します。産院によっては、入院時にすべて持参するようにアナウンスがある場合がありますので、それぞれの参院での案内に従って下さい。
また、産院から持参するよう言われているアイテム以外にも、
「これがあればよかった~!」
というアイテムが数多くありました。体験談とともにご紹介しますので、「必要かも!」と思った方は是非参考にしてみてください。
入院時に持参するもの(出産バッグ)
・前開きのパジャマ1枚(膝が隠れるくらいの長さのもの)
・骨盤ベルト1枚
・母子手帳、診察券、保険証、印鑑、財布
・スリッパ
・産褥ショーツ1枚
・洗面用具
【参院からは持参するよう言われていないが、あると便利なもの】
・サクッと食べられるパンやおにぎり、お菓子、ウィダーインゼリーなど
➡小腹を満たしてくれるお菓子屋ウィダー系のものは重宝しました。
・お茶、水
➡ストローキャップ(ペットボトルに付けることができるストロー)付きが良いです!ストローキャップは、100円ショップなどでも購入可能なので、買ったらバッグに入れておくと◎
・体吹きシート
➡私は陣痛時から汗だくになったので、必要不可欠でした。
・大きめナプキン(夜用など)
➡病院から支給される産褥パッドだけでは足りない可能性もあります。
・テニスボール
陣痛時に痛みを緩和するため。痛い時に臀部に押し当てるといいと言われたので持参しましたが、産院にもありました。必要に応じてでいいと思います。
・フェイスタオル
➡汗を拭いたりなど、さっと取り出せるようにしておくといいと思います。
・ヘアゴム
➡髪が長いと煩わしくなることも。まとめたい人はヘアゴムを持っておくといいです。
・リップクリーム
➡私自身、出産を通して唇がとても乾燥しました。
・出生届
➡基本的に産院で用意されますが、写真スタジオや記念品等でもらった出生届を使用したいなど希望がある方は入れておきましょう。
分娩後持参するもの(入院バッグ)
・パジャマ1~2着(授乳がしやすいもの)
➡授乳口がついているものがおすすめです。赤ちゃん用品が売られているお店のマタニティコーナーで販売されていることが多いです。
➡産院によっては、パジャマが用意されていることもあるようですのでご確認ください。
・骨盤ベルト1~2枚
・産褥ショーツ1~2枚
・大きめのナプキン(生理用夜用ナプキン)1パック
・授乳用ブラジャー1~2枚
・ガーゼハンカチ4~5枚
・フェイスタオル2~3枚
・ティッシュペーパー1箱
・退院時の赤ちゃんの着替え
・新生児用の紙おむつ2パック
➡紙おむつも、産院で用意されていることもあるようです。また、おしりふきは筆者がお世話になった参院は用意してありましたが、持参するように言われることもあるようです。
【参院からは持参するよう言われていないが、あると便利なもの】
・蒸気でホットアイマスクなどの癒しグッズ
➡産後興奮して寝付けない時などに活躍しました。お守りとして持っていてもいいかもしれません。
・化粧ポーチ
➡面会等、できな場合もあるかと思いますのでなければないでもいいと思いますが、写真等撮るときに軽くお化粧直しをしたい方は最低限のものを持参しておくといいでしょう。
・洗面用具
➡産院で用意されていることもありますが、普段使用しているものがいいという方は持参を。
・着圧ソックス
➡足がパンパンにむくんでいたので、あったらよかったなあと思いました。
・円座クッション
➡産院にある場合はなくても大丈夫ですが、座るだけでも激痛でした。必須です。
・乳頭ケアクリーム
➡授乳が始まると、乳頭に痛みが出たり切れてしまったりすることも。ケアグッズを持っていくと安心です。
・爪切り
➡参院でもおそらく借りられますが、タイミング等々で「借りたい」と言えないことがありました。
・充電ケーブル
携帯電話やタブレット、カメラなどを持参される方は充電器を忘れずに。必要に応じて延長コードも用意しておくと便利です。
・除菌ウェットティッシュ
➡時勢柄、産院に設置されているところも多いようですが、気になる方は追加で持参を。
・ファーストトイ、カードなど
➡赤ちゃんと一緒に写真を撮りたいものがあれば、入れておくといいです。
・退院時の自分の着替え
➡入院中、面会に来てくれる予定や荷物の受け渡しできる人はそのタイミングでも大丈夫です。
※バスタオルやシャンプー等は、産院で用意されたものを使用しました。持参するよう案内がある方は、ご準備ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
産院によっても持参リストに違いがあるので、チェックリストだけではなく必要そうなものは準備しておくと安心ですね。
初産の方は、なかなかイメージしにくい部分も多いと思いますが、経産婦さんの体験談や、お母さん、ごきょうだいのアドバイスなども参考に準備してみるのもよいでしょう。
これから出産を控えている妊婦さんやそのご家族の力に少しでもなれていたら幸いです。